角のズレを配分したように、緯距・経距に残った閉合誤差も各測線に配りなおします。代表がコンパス法則。配分の「比例のもと」が何かを押さえるのがポイントです。
先生、角のズレは配分するって習ったけど…座標のほうの閉合差はどう直すのぉ?
いい質問ね、こよみ。
緯距・経距に残った閉合誤差を各測線に配りなおすの。
代表的なのがコンパス法則(ボーディッチ法)よ。
補足すると、コンパス法則は閉合誤差を各測線の距離に比例して配分する方法、で正しいでしょうか?
そのとおり。
距離が長い測線ほど誤差も大きく乗りやすい、という考え方ね。
だから長い測線に多く、短い測線に少なく配るの。
へぇ〜。
距離に比例か。
角度に比例じゃないんだ?
もう一つ、トランシット法則というのもあって、そちらは緯距・経距の大きさに比例して配分するの。
試験ではまずコンパス法則を押さえておけば十分よ。
配分する向きは…閉合差と逆向きに足すんだよね? ズレを打ち消すように。
そのとおりです。
閉合差が+なら各測線から少しずつ引いて、合計でゼロに戻す。
角の調整と発想は同じですね。
なるほど、『ズレを距離で山分けして、逆向きに返す』ってイメージか。
だいぶ腑に落ちたじゃん!
いい理解ね。
配分の考え方さえつかめば、あとは表計算のように淡々と処理できるわ。
確認クイズ
緯距・経距の閉合差を、各測線の距離に比例して配分する方法として正しい名称はどれか。
- トランシット法則
- コンパス法則(ボーディッチ法)
- 最小二乗法
- 座標法
こたえを見る
正解: 2. コンパス法則(ボーディッチ法)
各測線の距離に比例して閉合差を配分する方法をコンパス法則(ボーディッチ法)といいます。トランシット法則は緯距・経距の大きさに比例して配分する方法です。「距離に比例=コンパス法則」と対応づけて覚えましょう。