トラバース測量には、路線の結び方によって3つの種類があります。それぞれの違いは「点検ができるか」に集約されます。ここを押さえましょう。
先生、トラバース測量には種類があると読みました。
結合・閉合・開放の3つで合っていますか?
合っているわ、結さん。
まず結合トラバースは、既知点から出発して別の既知点に結びつける路線。
両端が既知だから点検の精度が高いのよ。
うぅ〜ん…じゃあ閉合トラバースは、どんな形なのぉ?
閉合トラバースは、出発した既知点にぐるっと戻ってくる路線ね。
多角形になるから、一周して元に戻るはずのズレ、つまり閉合誤差で精度を点検できるの。
あー、部活のランニングでグラウンド一周して戻ってくるのと同じじゃん!
補足すると、開放トラバースは既知点に結びつかずに終わる路線ね。
戻りも結合もないから、点検ができず精度は低い、と考えてよいですか?
そのとおり。
だから公共測量では開放トラバースは原則使わないの。
点検できない測量は信頼できない、というわけね。
点検できるかどうかが分かれ目なんだ…なるほどなのぉ。
じゃあ試験的には『開放=点検できない=精度低い』って覚えとけばいいってこと?
いい整理ね。
結合・閉合は点検あり、開放は点検なし。
これが3種類の一番の違いなのよ。
位置づけがはっきりしました。
次はいよいよ角の計算ですね。
確認クイズ
トラバース測量の種類に関する説明として、正しいものはどれか。
- 開放トラバースは両端が既知点で、最も精度が高い
- 閉合トラバースは出発した既知点に戻る路線で、閉合誤差により点検できる
- 結合トラバースは点検ができないため精度が低い
- 閉合トラバースは既知点をまったく使わない
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正解: 2. 閉合トラバースは出発した既知点に戻る路線で、閉合誤差により点検できる
閉合トラバースは出発した既知点に一周して戻る路線で、戻ってきたときのズレ(閉合誤差)により精度を点検できます。開放トラバースは既知点に結びつかず点検ができないため精度が低く(選択肢1は誤り)、結合トラバースは両端が既知点で点検性が高い(選択肢3は誤り)です。