地形測量では、衛星の電波を使うGNSSも活躍します。とくにネットワーク型RTKは、基準局を自前で置かずに位置を求められる便利な方式です。
先生、地形測量ってTSだけじゃなくて、衛星でも測れるって本当?
なんかカーナビみたいでカッコいいじゃん!
本当よ、まる。GNSS地形測量といって、衛星からの電波で位置を直接求める方法があるの。
補足すると、GNSSはGPSやみちびきなどの測位衛星の総称でしたね。
地形測量ではRTKという方式がよく使われる、という理解で合っていますか?
合っているわ。RTKは基準局の補正情報を無線で受け取り、その場でリアルタイムに高精度な位置を求める方式なの。
うぅ〜ん…でも基準局って、自分で用意しなきゃいけないのぉ?
大変そうなのぉ…。
そこで登場するのがネットワーク型RTKなのよ、こよみ。
全国の電子基準点網の補正情報を使うから、自分で基準局を置かなくてもいいの。
つまり、受信機1台と通信環境があれば、その場でリアルタイムに座標が得られるということですね。
作業の効率が大きく上がります。
マジで!?
基準局いらずってことは、1人でもどんどん測れちゃうんだ。
身軽でいいね!
ただし注意点もあるの。
GNSSは上空視界が悪い場所、たとえば森林の中や高い建物のそばでは電波が届きにくいのよ。
えへへ、空がよく見える所ほど得意なんですねぇ。
木の下は苦手、っと。
そのとおり。
だから現場では、GNSSとTSを場所に応じて使い分けるのが賢いやり方なのよ。
ふふ。
確認クイズ
ネットワーク型RTKの特徴として正しいものはどれか。
- 自前で基準局を設置しないと測位できない
- 電子基準点網の補正情報を利用し、基準局を自前で置かずにリアルタイム測位できる
- 長時間の静止観測が必須で即時に位置が得られない
- 森林内でも障害なく電波を受信できる
こたえを見る
正解: 2. 電子基準点網の補正情報を利用し、基準局を自前で置かずにリアルタイム測位できる
正解は2。ネットワーク型RTKは電子基準点網の補正情報を使うため、自前の基準局が不要でリアルタイム測位ができます。ただし上空視界の悪い森林内などは苦手です。