いまの地形測量の成果は、紙の地図ではなく数値地形図データです。位置を数値で持つとは、どういうことなのかを見ていきましょう。
先生、地形測量の成果は数値地形図になると学びました。
紙の地図と何が違うのですか?
いい問いね、結。数値地形図は、地形や地物の位置と形状を、座標などの数値データとして記録したものなの。
え、地図なのに絵じゃなくて数字なの?
どういうことだろ…ちょっと想像つかないや。
たとえば建物の角を『X=○、Y=○』という座標で持ち、点をつないで形を表すのよ。
だから紙に描く前から、位置が数値で決まっているの。
つまり、線や点にそれぞれ座標と種類(建物・道路など)の情報が結びついている、という理解で合っていますか?
合っているわ。
だからパソコンの上で自由に拡大・縮小したり、必要な地物だけ取り出したりできるのよ。
うぅ〜ん…数字だと、こよみにはちょっと難しそうなのぉ。
でも便利なのは分かるのぉ。
大丈夫よ。
数値で持っていると、他のデータと重ね合わせたり、面積を計算したりも簡単。
これらをまとめたものを数値地形図データファイルというの。
なるほど、データだから使い回しがきくんだ。
動画を編集ソフトで自由にいじれるのと似てるかも!
補足すると、TSやGNSSで測った点は、そのまま数値地形図データの素材になります。
測量と地図作りが数値でつながっているのですね。
そのとおり。
試験では『数値地形図=位置を数値で記録した地図データ』と押さえておけば十分よ。
ふふ。
確認クイズ
数値地形図データの説明として正しいものはどれか。
- 紙に印刷した地形図そのもののこと
- 地形・地物の位置や形状を座標などの数値データとして記録したもの
- 撮影した写真の画像ファイルのこと
- 等高線だけを消した地図のこと
こたえを見る
正解: 2. 地形・地物の位置や形状を座標などの数値データとして記録したもの
正解は2。数値地形図は地形・地物の位置や形状を座標などの数値で記録したデータです。拡大縮小や重ね合わせ、面積計算などが容易になります。