地図づくりも工事の測量も、まずは「位置の骨組み」がなければ始まりません。その骨組みをつくるのが基準点測量です。この分野の全体像をつかみましょう。
先生、基準点測量って言葉、テキストに何回も出てくるんだけど…そもそも何を測る測量なの?
いい質問ね、まる。基準点測量は、すでに座標がわかっている基準点をよりどころに、新しい点(新点)の位置を数値で決める測量なのよ。
つまり、位置の「ものさし」になる点を、既知の点から順に増やしていく作業、という理解で合っていますか?
そのとおり。
地図づくりも工事の測量も、まずこの座標の骨組みがないと始まらないの。
うぅ〜ん…その基準点って、どんな種類があるのぉ?
補足すると、山の上などにある三角点、全国に約1300点ある電子基準点などが代表ね。
国が設けた既知点を出発点にするの。
へぇー! 部活で言うと、コートの白線みたいなもんか。
線がなきゃどこがアウトかわかんないもんね。
うまい例えね。
方法は大きく3つ。
折れ線状に角と距離を測るトラバース測量、衛星電波を使うGNSS測量、そして三角形を使う三角測量よ。
測量士補の試験だと、どれが一番よく出るのぉ?
トラバースの計算とGNSS、それに誤差の処理ね。
この分野は計算問題の宝庫だから、公式を手になじませるのが得点への近道なのよ。
うぅ…計算かぁ。
でも逆に、パターンつかめば確実に点になるってことじゃん?
そのとおり。
暗記より、手順を体で覚えるほうが安定するわ。
一緒に順番に崩していきましょう。
確認クイズ
基準点測量の説明として、最も適切なものはどれか。
- 平均海面からの高さ(標高)だけを求める測量である
- 既知の基準点をもとに、新点の位置(座標)を定める測量である
- 土地の面積のみを求める測量である
- 地形の起伏を等高線で表す測量である
こたえを見る
正解: 2. 既知の基準点をもとに、新点の位置(座標)を定める測量である
基準点測量は、座標が既知の基準点をよりどころに、新しい点(新点)の位置を座標として定める測量です。選択肢1の標高を求めるのは水準測量、選択肢4の等高線は地形測量の説明です。位置の骨組みをつくるのが基準点測量だと押さえましょう。