GNSS測量には目的に応じた観測法があります。じっくり高精度のスタティック法と、その場で即答するRTK。基準局のいらないネットワーク型RTKまで、使い分けを押さえましょう。
先生、GNSS測量にはいくつか観測法があると読みました。
代表を整理させてください。
いいわね、結さん。
まずスタティック法。
受信機を長時間じっと静止させて観測する方法で、精度がとても高いの。
基準点測量の基本ね。
うぅ〜ん…長時間って、どれくらい待つのぉ?
点の距離にもよるけれど、数十分から数時間ね。
時間はかかるけれど、そのぶん精密な基線が得られるの。
えー、そんな待つの!? もっとサクッと測れるやつないの?
あるわ、まる。RTK(リアルタイムキネマティック)は、基準局からの補正情報を無線で受け取って、その場ですぐ高精度の位置が出るの。
リアルタイムなのが強みね。
補足すると、ネットワーク型RTKは電子基準点の網の補正情報を利用するので、自前の基準局を設けなくてよい、という理解で合っていますか?
そのとおり。
基準局を自分で立てる手間が省けるのが大きな利点よ。
移動しながら測る点では、キネマティック法の仲間ね。
なるほど。
じっくり高精度がスタティック、その場で即答がRTKって感じか。
使い分けなんだね。
いい整理ね。
高精度で基準を作るときはスタティック、現場で手早く点を出すときはRTK。
目的に合わせて選ぶのよ。
スタティック=長時間・高精度、RTK=即時、ネットワーク型RTKは基準局いらず…えへへ、覚えたのぉ。
確認クイズ
GNSS観測法に関する説明として、正しいものはどれか。
- スタティック法は、移動しながら短時間で観測する方法である
- RTKは基準局の補正情報を受け、その場で即時に高精度測位する方法である
- ネットワーク型RTKは、必ず自前の基準局を設ける必要がある
- スタティック法はRTKより精度が低い
こたえを見る
正解: 2. RTKは基準局の補正情報を受け、その場で即時に高精度測位する方法である
RTK(リアルタイムキネマティック)は基準局からの補正情報を無線で受け取り、その場で即時に高精度測位する方法です(選択肢2が正しい)。スタティック法は受信機を長時間静止させて高精度に測る方法で(選択肢1・4は誤り)、ネットワーク型RTKは電子基準点網の補正を使うため自前の基準局は不要です(選択肢3は誤り)。