名前も基準も似ている「方位角」と「方向角」。ここを取り違えると座標計算がすべて狂います。座標軸の向きとあわせて、しっかり区別しましょう。
先生、方位角と方向角って、名前も似てるし…どう違うのぉ?
混乱しやすいところね、こよみ。方位角は真北を基準に時計回りに測った角。
0°から360°まであるわ。
方位磁針の北がスタートよ。
一方の方向角は、座標のX軸、つまり北の座標軸を基準に時計回りに測った角、ということで合っていますか?
そのとおり、結さん。
座標計算に使うのは方向角のほう。
基準が『真北』か『座標のX軸(北)』かが違いなのよ。
うぅ…どっちも北からじゃん? 何が違うのさ?
補足すると、座標ではX軸が北、Y軸が東を指すの。
数学のx-y平面と軸が入れ替わっているのがポイントね。
えっマジで!? 数学だと横がx、縦がyなのに、測量だと縦(北)がXなの? ややこしっ!
ふふ、そこは試験でも狙われるところ。緯距はX方向(南北)、経距はY方向(東西)の成分。
X=北、Y=東、と口に出して覚えてしまいましょう。
X=北、Y=東…えへへ、呪文みたいで覚えやすいのぉ。
そして座標計算では方位角ではなく方向角を使う。
ここを取り違えないことが大切ですね。
そういうこと。
方向角を使いこなせれば、次の緯距・経距の計算がすっと入るわ。
確認クイズ
測量の座標系と方向角に関する説明として、正しいものはどれか。
- 座標系ではX軸が東、Y軸が北を指す
- 方向角は座標のX軸(北)を基準に時計回りに測った角である
- 方位角は座標のY軸を基準に測る
- 座標計算には方位角を用いる
こたえを見る
正解: 2. 方向角は座標のX軸(北)を基準に時計回りに測った角である
方向角は座標のX軸(北)を基準に時計回りに測った角で、座標計算に用います。測量の座標系ではX軸が北、Y軸が東を指し(選択肢1は逆で誤り)、方位角は真北基準です。座標計算で使うのは方位角ではなく方向角である点に注意しましょう。