水準測量で水平な視線をつくる器械が『レベル』です。種類と構造、そして『水平をどう保つか』という仕組みを整理しましょう。
先生、レベルって、のぞくと十字の線が見えるあの器械のことですかぁ?
そうよ。
レベルは望遠鏡で標尺の目盛りを読むための器械。
いちばん大事なのは、視線がぴったり水平になっていることなの。
その水平の視線を視準線と呼ぶのですよね。
視準線が傾いていると読みに誤差が出ると理解しています。
その通り。
だから水平をどう保つかが器械の要。
今よく使われるのは自動レベルと電子レベルよ。
自動レベル?
勝手に水平にしてくれるってこと?
めっちゃ便利じゃん!
半分正解。自動レベルは、コンペンセーターという振り子式の装置が、多少の傾きを自動で補正して視線を水平に保つの。
振り子で……重力でまっすぐになる感じですねぇ。
おもしろいですぅ。
そうそう。
もう一つが電子レベル。
バーコード標尺を自動で読み取って、読みと距離を電子的に記録してくれるの。
読み取りの個人差が減るのが利点よ。
つまり、電子レベルは読み取りの偶然誤差や個人差を小さくできる、という理解で合っていますか?
合っているわ。
据え付けは三脚に載せて、まず円形気泡管で概略水平にしてから使うのが基本ね。
自動でも、最初のざっくり水平は自分でやるんだ。
そこは手を抜けないんだね。
そう。
土台がいい加減だと自動補正の範囲を超えてしまうもの。
器械はていねいに据えるのが鉄則よ。
確認クイズ
レベルに関する説明として正しいものはどれか。
- 自動レベルは、コンペンセーターにより視準線を自動的に水平に保つ
- 電子レベルは、観測者が目盛りを読み取るため個人差が大きい
- レベルは据え付け時に水平を合わせる必要が一切ない
- レベルは高低差ではなく水平角を測る器械である
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正解: 1. 自動レベルは、コンペンセーターにより視準線を自動的に水平に保つ
自動レベルはコンペンセーターで視準線を自動的に水平に保つのが正解。電子レベルはバーコード標尺を自動読み取りするため個人差はむしろ小さい(選択肢2は誤り)。据え付け時に円形気泡管で概略水平を合わせる(選択肢3は誤り)。レベルは高低差を測る器械(選択肢4は誤り)。