レベルの種類と構造

水平な視準線をつくるレベルの役割と、自動レベル・電子レベルの仕組み、据え付けの基本を整理します。

水準測量で水平な視線をつくる器械が『レベル』です。種類と構造、そして『水平をどう保つか』という仕組みを整理しましょう。

橙川 こよみ(普段) 橙川 こよみ

先生、レベルって、のぞくと十字の線が見えるあの器械のことですかぁ?

白河 恭子 先生(笑顔) 白河 恭子 先生

そうよ。
レベルは望遠鏡で標尺の目盛りを読むための器械。
いちばん大事なのは、視線がぴったり水平になっていることなの。

茶谷 結(普段) 茶谷 結

その水平の視線を視準線と呼ぶのですよね。
視準線が傾いていると読みに誤差が出ると理解しています。

白河 恭子 先生(普段) 白河 恭子 先生

その通り。
だから水平をどう保つかが器械の要。
今よく使われるのは自動レベルと電子レベルよ。

墨谷 まる(びっくり) 墨谷 まる

自動レベル?
勝手に水平にしてくれるってこと?
めっちゃ便利じゃん!

白河 恭子 先生(笑顔) 白河 恭子 先生

半分正解。自動レベルは、コンペンセーターという振り子式の装置が、多少の傾きを自動で補正して視線を水平に保つの。

橙川 こよみ(笑顔) 橙川 こよみ

振り子で……重力でまっすぐになる感じですねぇ。
おもしろいですぅ。

白河 恭子 先生(普段) 白河 恭子 先生

そうそう。
もう一つが電子レベル。
バーコード標尺を自動で読み取って、読みと距離を電子的に記録してくれるの。
読み取りの個人差が減るのが利点よ。

茶谷 結(普段) 茶谷 結

つまり、電子レベルは読み取りの偶然誤差や個人差を小さくできる、という理解で合っていますか?

白河 恭子 先生(笑顔) 白河 恭子 先生

合っているわ。
据え付けは三脚に載せて、まず円形気泡管で概略水平にしてから使うのが基本ね。

墨谷 まる(普段) 墨谷 まる

自動でも、最初のざっくり水平は自分でやるんだ。
そこは手を抜けないんだね。

白河 恭子 先生(笑顔) 白河 恭子 先生

そう。
土台がいい加減だと自動補正の範囲を超えてしまうもの。
器械はていねいに据えるのが鉄則よ。

確認クイズ

レベルに関する説明として正しいものはどれか。

  1. 自動レベルは、コンペンセーターにより視準線を自動的に水平に保つ
  2. 電子レベルは、観測者が目盛りを読み取るため個人差が大きい
  3. レベルは据え付け時に水平を合わせる必要が一切ない
  4. レベルは高低差ではなく水平角を測る器械である
こたえを見る

正解: 1. 自動レベルは、コンペンセーターにより視準線を自動的に水平に保つ

自動レベルはコンペンセーターで視準線を自動的に水平に保つのが正解。電子レベルはバーコード標尺を自動読み取りするため個人差はむしろ小さい(選択肢2は誤り)。据え付け時に円形気泡管で概略水平を合わせる(選択肢3は誤り)。レベルは高低差を測る器械(選択肢4は誤り)。

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