GNSS水準測量・ジオイド

GNSSが求める楕円体高から、標高=楕円体高−ジオイド高でジオイド高を引いて標高を得る仕組みを、3つの高さの関係として整理します。

近年はGNSS(衛星測位)でも標高を求められます。ただし衛星が直接くれるのは『楕円体高』で、標高にするには『ジオイド高』を引く必要があります。ここが最大のポイントです。

橙川 こよみ(普段) 橙川 こよみ

先生、GNSSで高さも測れるって聞きましたぁ。
じゃあレベルはもういらないんですかぁ?

白河 恭子 先生(笑顔) 白河 恭子 先生

ふふ、そう単純じゃないの。
GNSSが出してくれる高さと、私たちが使う標高は、実は別物なのよ。

茶谷 結(普段) 茶谷 結

衛星から求まるのは楕円体高で、地球を単純な回転楕円体とみなした面からの高さ、という理解で合っていますか?

白河 恭子 先生(普段) 白河 恭子 先生

その通り。
でも私たちがふだん使う標高は、平均海面を延長した面であるジオイドからの高さなの。
基準にする面が違うのよ。

墨谷 まる(びっくり) 墨谷 まる

えっ、じゃあGNSSの高さをそのまま使ったらズレちゃうってこと?

白河 恭子 先生(笑顔) 白河 恭子 先生

そうなの。
だから変換が必要。
楕円体高からジオイド高(楕円体面からジオイドまでの高さ)を引くと、標高になるの。

茶谷 結(普段) 茶谷 結

式にすると、標高=楕円体高−ジオイド高、ですね。
3つの高さの関係が整理できました。

白河 恭子 先生(笑顔) 白河 恭子 先生

完璧な整理ね。
このジオイド高は、国土地理院が公開するジオイド・モデルを使って求めるの。

橙川 こよみ(笑顔) 橙川 こよみ

楕円体高からジオイド高を引く……引き算で標高になるんですねぇ。
意外とシンプルですぅ。

墨谷 まる(普段) 墨谷 まる

GNSSは速いけど、標高にするにはジオイドの補正がいる。
丸暗記じゃなくて理由が分かるとスッキリするなぁ。

白河 恭子 先生(笑顔) 白河 恭子 先生

そうね。GNSS水準測量は広い範囲を効率よく測れる一方、標高を出すにはジオイド高が欠かせない。
ここは試験でも本当によく問われるから、式ごと覚えておきましょう。

確認クイズ

GNSS測量で標高を求めるとき、楕円体高・ジオイド高・標高の関係として正しいものはどれか。

  1. 標高 = 楕円体高 − ジオイド高
  2. 標高 = 楕円体高 + ジオイド高
  3. 標高 = ジオイド高 − 楕円体高
  4. 標高 = 楕円体高 × ジオイド高
こたえを見る

正解: 1. 標高 = 楕円体高 − ジオイド高

標高=楕円体高−ジオイド高が正解。GNSSが直接くれるのは楕円体高で、そこからジオイド高を引くと平均海面基準の標高になる。ジオイド高は国土地理院のジオイド・モデルから求める。

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