トラバース計算の第一歩は、測線をたどりながら方向角を次々と求めることです。式は1本。ただし0°〜360°に収める一手間を忘れないことが得点のカギです。
よっしゃ、計算だ! で先生、次の測線の方向角ってどうやって出すの?
基本の式は1本よ、まる。
『次の測線の方向角 = 前の測線の方向角 + 観測角 − 180°』。
これを順番に繰り返すの。
補足すると、ここでの観測角は前の測線から次の測線へ回った夾角(交角)ですね。
そう。
そして計算の結果が360°以上になったら360°を引く、負になったら360°を足す。
角度は0〜360°の範囲に収めるのよ。
うぅ〜ん…実際の数字でやってみたいのぉ。
いいわね。
前の測線の方向角が200°30′、観測角が150°20′だとしましょう。
まず足して、そこから180°を引くと?
えっと、200°30′ + 150°20′ = 350°50′。
そこから180°引いて…170°50′!
正解よ、まる。
360°未満だからそのままでいいわね。
では360°を超える場合を確認しましょう。
前の方向角340°00′、観測角210°00′ならどうなりますか?
340 + 210 − 180 = 370°。
あっ360超えてる! だから370 − 360 = 10°00′だ!
そのとおり。
超えたら360°を引く。
この一手間を忘れないことが計算問題の落とし穴回避になるのよ。
分と秒があるときは、60進法で繰り上げ・繰り下げに気をつける…えへへ、そこも大事なのぉ。
確認クイズ
前の測線の方向角が120°00′、次の測点での観測角(交角)が210°00′のとき、次の測線の方向角はいくらか。
- 90°00′
- 150°00′
- 210°00′
- 330°00′
こたえを見る
正解: 2. 150°00′
次の測線の方向角 = 前の方向角 + 観測角 − 180° = 120°00′ + 210°00′ − 180°00′ = 150°00′ です。計算結果が0°〜360°の範囲に収まっているのでそのまま答えになります。もし360°以上なら360°を引き、負なら360°を足して範囲内に収めます。