撮った写真を地図にするには、写真の傾きや位置を地上に合わせる標定が必要です。内部・相互・対地の3つの標定と、実体視の仕組みを整理します。
先生、写真測量の標定には種類があると聞きました。
内部標定・相互標定・対地標定の3つを整理したいのですが。
いい狙いね、結。
順番に見ましょう。
まず内部標定は、写真の中の座標系を決める作業なの。
写真の中の座標?
写真そのものの『ものさし』を決めるって感じかな。
いい捉え方よ。
次に相互標定は、重なる2枚の写真どうしの相対的な傾きを合わせて、立体のモデルを作る作業なの。
つまり相互標定の段階では、まだ地上のどこにあるかは決まっておらず、2枚の関係だけを合わせている、という理解で合っていますか?
そのとおり。
最後の対地標定で、その立体モデルを標定点に合わせ、実際の地上の位置・大きさ・向きに決めるのよ。
うぅ〜ん…3つもあると、こよみ頭がこんがらがってきたのぉ…。
こう覚えるといいわ、こよみ。
内部=写真の中、相互=2枚の間、対地=地面に合わせる。
だんだん外側へ広がっていくの。
なるほど、写真の中→写真どうし→地面、って範囲が広がるのか。
それなら覚えられそう!
そして重なった2枚を立体的に見ることを実体視といい、これで地形の起伏を把握します。
人の両眼視と同じ原理ですね。
えへへ、内・相互・対地、外に広がる、っと。
実体視は両目、と。
なんとか覚えたのぉ!
確認クイズ
重複する2枚の写真を立体的に見て、地形の起伏を把握することを何というか。
- 内部標定
- 相互標定
- 実体視
- 総描
こたえを見る
正解: 3. 実体視
正解は3。重複した2枚の写真を立体視することを実体視といい、地形の起伏を把握できます。標定は写真を地上に合わせる作業、総描は地図編集での簡略化です。