撮影基線長・重複度

B=画面の実長×(1−オーバーラップ)で撮影基線長を求める計算を、画面寸法・縮尺と合わせて練習します。

この分野の計算の総仕上げが撮影基線長です。画面寸法・縮尺・オーバーラップを組み合わせて、隣り合う撮影点の間隔を求めます。

橙川 こよみ(普段) 橙川 こよみ

先生、飛行機がパシャパシャ撮る、その間隔ってどうやって決まるのぉ?
なんとなくで撮ってるわけじゃないのぉ?

白河 恭子 先生(笑顔) 白河 恭子 先生

ちゃんと計算で決まるのよ、こよみ。
その間隔を撮影基線長といって、記号はBなの。

茶谷 結(普段) 茶谷 結

公式は、撮影基線長 B = 画面の一辺の実長 ×(1 − オーバーラップ率)、ですね。
画面の一辺の実長は 画面寸法 × m で求めます。

白河 恭子 先生(普段) 白河 恭子 先生

完璧な整理ね、結。
まず画面の一辺が実際に何メートル分を写しているかを出して、そこから重なる分を差し引くの。

墨谷 まる(普段) 墨谷 まる

先生、やってみる!
画面の一辺が23cmで、縮尺1/10000、オーバーラップ60%だとするよね。
まず画面の実長は…0.23×10000だから2300m!

白河 恭子 先生(笑顔) 白河 恭子 先生

そのとおり、まる。
画面の一辺は地上で2300mを写しているの。
次はどうする?

墨谷 まる(笑い) 墨谷 まる

重なりが60%だから、進む分は残りの40%。
だから B = 2300 ×(1−0.6)= 2300 × 0.4 = 920m。
よっしゃ920m!

白河 恭子 先生(笑顔) 白河 恭子 先生

お見事。
2300の0.4倍だから920m。
オーバーラップが大きいほど基線長は短くなる、という関係も感じ取れたかしら。

茶谷 結(普段) 茶谷 結

補足すると、隣り合うコースの間隔はサイドラップを使って、C = 画面の実長 ×(1 − サイドラップ率)で求めます。
30%なら 2300 × 0.7 = 1610m ですね。

橙川 こよみ(笑顔) 橙川 こよみ

うぅ〜ん…重なる割合を引いた残りが、進む距離になるのぉね。
えへへ、なんとか追えたのぉ。

白河 恭子 先生(笑顔) 白河 恭子 先生

その理解でばっちりよ。
画面寸法・縮尺・重複率、この3つがそろえば計算できると覚えておいてね。
ふふ。

確認クイズ

画面の一辺23cm、縮尺1/10000、オーバーラップ60%のとき、撮影基線長はいくらか。

  1. 690m
  2. 920m
  3. 1150m
  4. 1380m
こたえを見る

正解: 2. 920m

正解は2。画面の一辺の実長 = 0.23×10000 = 2300m。撮影基線長 B = 2300×(1−0.6) = 2300×0.4 = 920m です。

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