この分野の計算の総仕上げが撮影基線長です。画面寸法・縮尺・オーバーラップを組み合わせて、隣り合う撮影点の間隔を求めます。
先生、飛行機がパシャパシャ撮る、その間隔ってどうやって決まるのぉ?
なんとなくで撮ってるわけじゃないのぉ?
ちゃんと計算で決まるのよ、こよみ。
その間隔を撮影基線長といって、記号はBなの。
公式は、撮影基線長 B = 画面の一辺の実長 ×(1 − オーバーラップ率)、ですね。
画面の一辺の実長は 画面寸法 × m で求めます。
完璧な整理ね、結。
まず画面の一辺が実際に何メートル分を写しているかを出して、そこから重なる分を差し引くの。
先生、やってみる!
画面の一辺が23cmで、縮尺1/10000、オーバーラップ60%だとするよね。
まず画面の実長は…0.23×10000だから2300m!
そのとおり、まる。
画面の一辺は地上で2300mを写しているの。
次はどうする?
重なりが60%だから、進む分は残りの40%。
だから B = 2300 ×(1−0.6)= 2300 × 0.4 = 920m。
よっしゃ920m!
お見事。
2300の0.4倍だから920m。
オーバーラップが大きいほど基線長は短くなる、という関係も感じ取れたかしら。
補足すると、隣り合うコースの間隔はサイドラップを使って、C = 画面の実長 ×(1 − サイドラップ率)で求めます。
30%なら 2300 × 0.7 = 1610m ですね。
うぅ〜ん…重なる割合を引いた残りが、進む距離になるのぉね。
えへへ、なんとか追えたのぉ。
その理解でばっちりよ。
画面寸法・縮尺・重複率、この3つがそろえば計算できると覚えておいてね。
ふふ。
確認クイズ
画面の一辺23cm、縮尺1/10000、オーバーラップ60%のとき、撮影基線長はいくらか。
- 690m
- 920m
- 1150m
- 1380m
こたえを見る
正解: 2. 920m
正解は2。画面の一辺の実長 = 0.23×10000 = 2300m。撮影基線長 B = 2300×(1−0.6) = 2300×0.4 = 920m です。