写真とは別の方法で地形をとらえるのが航空レーザ測量です。レーザを地表に当てて三次元の点群を得る仕組みと、その得意分野を見ていきましょう。
先生、写真じゃなくてレーザで測る方法もあるって聞いたのぉ。
レーザって、あのピカッと光るやつなのぉ?
そうよ、こよみ。航空レーザ測量は、飛行機からレーザ光を地表に当てて、地面までの距離を測る測量なの。
レーザが往復する時間から距離を求め、無数の点の三次元の位置、いわゆる点群を取得する、という理解で合っていますか?
合っているわ、結。
1秒間に何万発というレーザを撃って、地表を細かい点の集まりとしてとらえるのよ。
へえ、点で地形をなぞるのか。
でもそれ、写真測量と何が違うの?
どっちも空から測るんでしょ?
いい着眼点ね、まる。
大きな違いはここ。
レーザの一部は木の葉の隙間をすり抜けて地面まで届くの。
だから森林の下の地盤も測りやすいのよ。
マジで!?
写真だと木が邪魔で地面が見えないのに、レーザは隙間から地面をのぞけるってこと?
すごいじゃん!
補足すると、木々に当たった点を取り除く処理をすれば、樹木の下の地盤の標高、つまり地面そのものの起伏を求められます。
そう。
だから森林や山地の地形把握に強いの。
写真測量が苦手な場面を補ってくれるのよ。
えへへ、木の下の地面も測れるなんて、レーザってすごいのぉ。
写真とレーザで得意が違うのぉね。
そのとおり。
試験では『航空レーザ=三次元点群を取得、樹木下の地盤も把握しやすい』と押さえておきましょうね。
ふふ。
確認クイズ
航空レーザ測量の特徴として正しいものはどれか。
- レーザの一部が樹木の隙間を通り、樹木下の地盤の標高も把握しやすい
- 雲がなくても曇天では一切測定できない
- 空中写真の重複を利用して立体を作る方式である
- 地上に据え付けてしか使えない
こたえを見る
正解: 1. レーザの一部が樹木の隙間を通り、樹木下の地盤の標高も把握しやすい
正解は1。航空レーザ測量はレーザの一部が樹木の隙間を通り地面まで届くため、樹木下の地盤の標高も把握しやすいのが特徴です。三次元点群を取得します。