写真測量の素材となる空中写真。立体を測るために写真を重ねて撮る『重複』の考え方が、この分野の計算の土台になります。
先生、空中写真は飛行機から地上を撮った写真ですが、ただ1枚撮ればよいわけではないのですよね?
よく気づいたわね、結。
立体を測るには、隣り合う写真を重複させて撮る必要があるの。
うぅ〜ん…なんでわざわざ重ねて撮るのぉ?
もったいなくないのぉ?
重なった部分を2方向から見ることで、地面の高さ、つまり起伏が分かるからよ。
人の目が2つあるから立体に見えるのと同じ仕組み、実体視のためなの。
へえ!
両目で見ると奥行きが分かるやつか。
片目つぶると距離感つかみにくいもんね。
重複には2種類あると学びました。
同じコースの前後の写真の重なりがオーバーラップ、隣のコースとの重なりがサイドラップ、という理解で合っていますか?
合っているわ。
そして数値も大事よ。オーバーラップは通常60%、サイドラップは通常30%と覚えておくの。
オーバーラップ60、サイドラップ30。
進む方向がたくさん重ねて、横は控えめ、って感じか。
そのイメージでいいわ。
飛行機は同じ高さで直線コースを飛びながら、一定間隔でシャッターを切っていくの。
この間隔が後で習う撮影基線長につながるのよ。
えへへ、数字の60と30、しっかり覚えておくのぉ。
その2つの数字は計算問題でもよく使うから、絶対に押さえておいてね。
ふふ。
確認クイズ
同一コース内で隣り合う空中写真の重複(オーバーラップ)の標準的な値はどれか。
- 30%
- 40%
- 50%
- 60%
こたえを見る
正解: 4. 60%
正解は4。オーバーラップ(同一コースの前後の重複)は通常60%、サイドラップ(隣接コース間の重複)は通常30%です。計算問題でよく使う数値です。